転職サイトdodaは、2020年7月~2021年6月の1年間に転職した768名のデータを元に転職理由のランキングを発表しました。
コロナ禍の転職理由は何なのでしょうか?
転職理由を転職先の面接で伝えても良い?おススメな伝え方もご紹介します。
第一位は給与が低い・昇給が見込めない
転職理由を複数回答の場合も一位、一つだけ選ぶアンケートを行った場合一位、給与に対する不満が最大の転職理由になっていました。
年代別に見ても、20代・30代・40代の年代すべての一位もこちらでした。
コロナ以前は「社内の雰囲気が悪い」が一位でした。
コロナ禍でオンライン会議やリモートワークなど社内にいなくてもよくなったため、ランキングとしては下がった結果となります。
第二位は昇進・キャリアアップが望めない 第三位は会社の評価方法に不満があった
評価や昇進に関する不満が上位を示しています。
先ほどにもあった「社内の雰囲気が悪い」など、外部的な要因に不満を持つ人から、個人的な目標を優先して転職を希望する人が増えた傾向にあると言えます。
転職理由ランキング(20代)【1位〜10位】
順位 | 転職理由 | 割合 |
1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 40.5% |
2位 | 肉体的または、精神的につらい | 34.7% |
3位 | 会社の評価方法に不満があった | 34.2% |
4位 | 昇進・キャリアアップが望めない | 34.1% |
5位 | スキルアップしたい | 30.1% |
6位 | 労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある) | 29.0% |
7位 | 離職率が高い | 27.0% |
8位 | 業界・会社の先行きが不安 | 26.5% |
9位 | 意見が言いにくい/通らない | 24.5% |
10位 | 社員を育てる環境がない | 22.3% |
転職理由ランキング(30代)【1位〜10位】
順位 | 転職理由 | 割合 |
1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 34.6% |
2位 | 昇進・キャリアアップが望めない | 33.0% |
3位 | スキルアップしたい | 27.4% |
4位 | 労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある) | 26.0% |
5位 | 尊敬できる人がいない | 25.7% |
6位 | 個人の成果で評価されない | 24.5% |
7位 | 会社の評価方法に不満があった | 24.4% |
8位 | 社員を育てる環境がない | 24.3% |
9位 | 離職率が高い | 23.9% |
10位 | 社内の雰囲気が悪い | 23.9% |
40代は人間関係に関する悩みがランクイン
40代のランキングの特徴は、尊敬できる人がいない(3位)社内の雰囲気が悪い(7位)人間関係が悪い(9位)
転職理由ランキング(40代)【1位〜10位】
順位 | 転職理由 | 割合 |
1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 34.3% |
2位 | 業界・会社の先行きが不安 | 31.2% |
3位 | 尊敬できる人がいない | 29.0% |
4位 | 社員を育てる環境がない | 28.2% |
5位 | 会社の評価方法に不満があった | 25.8% |
6位 | 肉体的または、精神的につらい | 25.3% |
7位 | 社内の雰囲気が悪い | 22.8% |
8位 | 昇進・キャリアアップが望めない | 22.4% |
9位 | 人間関係が悪い/うまくいかない | 22.4% |
10位 | 労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある) | 22.0% |
面接のときに転職理由をそのまま言うのはNG?
これらのランキングから分かるように、給与面での不満から転職活動をしている人が多いことがうかがえます。
では、転職面接の際にそれを伝えても良いのでしょうか?
まず、嘘やごまかしたりする必要はありませんが、本音のところは言い方を変える工夫が必要です。
ネガティブなまま伝えない!
例えば「給与が低い」「会社の評価に不満があった」が転職理由の場合、
「自分の努力が正当に評価される会社、評価制度がきちんと整っている会社で活躍したい」と言い換えることが出来ます。
本音の部分を視点を変えることです。そうすれば、転職先の印象も良くなりますね。
転職理由や、自分のスキルも一人ではなかなか考えがまとまらないものです。
転職エージェントを使って、効率よく転職活動を進めましょう!
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